週末企業の最大のメリットは、会社に勤めながら別のビジネスを始めるため、収入に関してはリスクが小さくて済む、これが最大のメリットです。お給料という、安定した収入が続くのですから、コストを掛けないビジネスを考え出せれば、ビジネスがうまくいかなくても生活には困りません。生活へのリスクを最小限にできる起業、それが週末起業最大のメリットです。ですがちょっと視点を変えてみると、これがデメリットにもなります。成功しなくても食べていける状態になると、人によっては途中で成功を諦めて、週末起業そのものをやめてしまう人がいます。モチベーションを維持するのが難しい、これが週末起業のデメリットです。同時に責任感が薄れてしまいやすいので、諦めが早くなることがあります。また週末起業は、時間の制約があります。毎朝起きて出社しなければいけない以上、週末起業は「空いた時間」でできることをしなければいけないという制約があります。自分の時間が減っていく、これもデメリットと言えます。忙しくて心に余裕がなくなり、イライラしてしまい事業そのものが身に入らなくなることもあります。また、週末起業は「人に使われている状態」が続くため、それが嫌で会社をやめたいと考えている人はより、会社に行くことが嫌になってしまう可能性もあります。週末起業をはじめたことで、人生を良い方向にではなく、悪い方向に変えてしまうこともありえます。ちょっとデメリットの話が多くなってしまいましたので、再びメリットについてみていきましょう。会社に勤めている、という事は、同僚や取引相手など、友人とは異なる人脈がすでにあるということです。広い人脈がものをいう、という事もありますよね、その場合人脈を作りやすく、会社に勤めていることで得られる信頼もついてきます。これがメリットでなくてなんでしょう。場合によってはそうした人達に仕事を手助けしてもらったり、顧客になってくれたりする可能性もあります。また、自分の好きなことで週末起業をする場合、自分の好きなものに使うお金も経費になってしまうということでもあります。全てを経費にすることは難しいのですが、例えば趣味で作った作品を販売する、という仕事を選べば制作費や資料代はもちろん経費になります。自分が稼いだお金で、好きなものにお金を使ってきた人にとっては嬉しいのではないでしょうか。
週末起業にはメリットとデメリット、両方があり、どちらも表裏一帯の存在です。きちんとメリット・デメリット、そしてリスクについてじっくりと考えておくべきでしょう。